数年前にIKEAでKALLAX(カラックス)というオープンラックを購入しました。
その頃からYouTubeで動画の投稿したいと思っていて、雑貨を置いたときに背景が映えそう&収納力も確保できるということを考えて選んだのがこの棚です。
購入したもののオシャレさと収納力のバランスが難しくて、どちらをとるのか決めきれずにいました。
インテリアに振ると収納ができなくなり、収納力に振るとオシャレじゃなくなる…
私は長い間「オシャレで収納力のある収納用品」を探し続けていました。
IKEAの最強オープンラック KALLAX(カラックス)
KALLAX(カラックス)は、高い収納力と豊富なバリエーションをもつ、カスタマイズ性の高いシェルフユニットです。
背面に板がないため、部屋の間仕切りとして使うことができます。
大きな家具ではありますが、そのまま置いても思いのほか圧迫感はありません。
私が購入したのはマス目が4×3の棚です。高さを3段にして置いています。
高さが4段になるように縦長にして置いたりと、空間に合わせて使い分けることも可能。
別売のキャスターを取り付けて移動式シェルフにしてみたり、引き出しや扉を追加することもできます。
私は、埃が被りそうな下段にだけインサート扉を付けました。
1つ1つのマス目も大きく、雑誌や大型の本を入れても余白ができるほど。
好きな本の表紙を飾って奥を隠せます。
マス目の内寸は、奥行きが約38.5cm、横幅と高さは約33cm。
KALLAXを購入して起こる収納の悩み KALLAXに合う収納用品が少ないと思う理由
大きくてなんでも詰め込み放題の棚ですが、KALLAXに対応する収納用のボックスやバスケットはあまり多くありません。
KALLAXの収納力に惹かれて購入した人は、この問題にぶつかると思います。
私が気付いた理由は、大きく分けて3つあります。
一般的な収納用品はカラーボックス規格のものが多い
楽天やAmazonで「収納 バスケット」「収納 ボックス」などのキーワードで検索して出てくるものは、カラーボックスを基準に作られているものがほとんどです。
「奥行きはピッタリだけど横幅と高さが余る」ものが多く、KALLAXの収納力を生かせない感があります。
無印良品の収納用品をKALLAXで生かせない
収納用品と言えば、シンプルなものを多く取り扱っている無印良品が思いつきます。
ですが無印良品の収納ボックス・バスケットは、微妙にKALLAXにサイズが合わないものが多いです。
実は無印良品もKALLAXと同じような、正面から見て正方形のマス目の収納棚を販売しています。
KALLAXとサイズ感が異なっていて、KALLAXの棚の奥行にあたる部分が、無印の棚の横幅×高さになります。
(※詳細なサイズは異なりますが、横幅と奥行きが逆転しているという感じです。)
無印の収納用品はきっと自社製の棚に入るように作られています。
なので、無印の収納用品をKALLAXで使おうとすると、「奥行きはピッタリだけど横幅が余る」または「奥行きはピッタリだけど横幅が大きくて入らない」ということが起こってきます。
前者は使えなくはないんですが、棚に余白ができてしまうのが個人的に気になるポイント。
圧迫感がないという点ではアリかもしれません。
IKEAの収納用品はサイズピッタリだけど…
KALLAXに合う収納用品が少ないとは言いましたが、実はIKEAの収納用品はサイズがピッタリのものが多いです。
ただ私の好きな色や形のものがあまりなくて、アレンジして使っていたりします。
1つ目は、IKEAのMOPPE(モッペ)というミニチェスト。
塗装が何も施されていない素朴な引き出しでしたが、紫の水性ペンキでペイントして、セリアの取っ手を付けてアレンジしました。
DIYが好きな人は絶対にハマる引き出しです。
MOPPEの奥行きは18cm程度なので、奥にモノを隠して引き出しが手前に来るように置いています。
2つ目は、KVARNVIK(クヴァルンヴィーク)というシリーズのボックス。
実は元の色がベージュで、これも水性ペンキでホワイトに塗ってみました。
素材が紙だったのでペイントできましたが、めちゃめちゃペンキを消費します。
何なら表から見えていない部分はベージュのままです。
これは丸型のKVARNVIK。3個セット。
KALLAX収納の解決策 必要なのは突っ張り棒と布だけ
自分の理想に合う収納用品が見つからないので、突っ張り棒と布で目隠しカーテンを作ってみることにしました。
これはエンブロイダリーレースというかわいい刺繍生地。
楽天で購入しました。
以前デスクツアーの記事でもお話しましたが、白い家具の引き締めカラーにブラックを使うのが好きなので、目隠し用の布も思いきって黒色をチョイスしました。
カーテンに通す突っ張り棒はダイソーで購入。
30~45cmに対応している棒が大きすぎずピッタリでおすすめです。
可能なら突っ張り棒と布の色を揃えてあげると、より違和感のない仕上がりになるんじゃないかなと思います。
目隠しカーテンは納得の仕上がり
パッと見た感じは、カーテンというより黒いboxを置いているようにも見えます。
長年悩んでいたのが馬鹿らしくなるほど理想的な棚になりました。
実はカーテンにほつれや布のよれができてしまったのですが、黒色の布のおかげで粗が全く分かりません。
意外と汎用性の高い突っ張り棒カーテン
目隠しカーテンを使ってみると、後ろの収納用品のことを考えなくていいのでとても楽でした。
そのままモノを放り込んでもいいし、カーテンで隠れるので中の収納ボックスがどんな色や形でも問題ありません。
圧迫感があるなと思ったときは、突っ張り棒を手前から何センチか奥に設置すると重たい印象はなくなると思います。
カーテンに使う布地を選ぶ楽しさもあって、季節に合わせてカーテンを付け替えたりしてみるのも良さそうです。
手軽に洗濯できるのもメリット。
収納方法について考え始めて数年、意外と身近なアイデアで解決することができました。
KALLAXの収納に悩んでいる方のアイデアの1つになればいいなと思います。
今回もYouTubeに動画をアップしています。
KALLAXの棚や仕上がりの雰囲気が伝わると思うので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。