先日友人から誕生日プレゼントでブランデーケーキをもらいました。
ブランデーケーキは食べたことがなかったので、いったいどんな味なのか食感なのかまったく想像がつきませんでした。
じっくりとブランデーを染み込ませて食べるとおいしいらしいので、１ヶ月かけてケーキを育ててみました。
育てるケーキ 待てば待つほどおいしい
ブランデーケーキはパウンドケーキのような生地のケーキにブランデーを染み込ませたケーキです。
私がもらったのは友人の地元、山口県の創作洋菓子のロイヤルというお店のものです。
ブランデーケーキで有名なようです。
箱の中に入っていた紙には「ブランデーケーキは、食べる時期によって味が違います」と書いてあります。
友人からは「製造日から1週間以上熟成させた方がおいしい」、「2週間以上保存する場合（未開封）は上下をひっくり返すとブランデーが均等になるらしい」という情報をもらいました。
それはもはや育てるケーキということではないかと気付いてしまったので、もらってから1週間ごとにケーキの上下をくるくるひっくり返していました。
箱の側面には「ブランデーシロップが漏れ出る」と書いてあります。
一体どれほど染み染みなんだ…
こちらのケーキは箱を立てて置いたらダメみたいなので横に倒したまま保存してください。
送ってもらったのは4月下旬ごろでしたが、賞味期限が意外と長くおよそ3カ月ほどです。
常温で保存できるみたいですが、もしかしたら梅雨～夏の時期だと冷蔵庫に入れて保管するほうがいいかもしれないですね。
私は6月の頭に食べたので1か月間常温でくるくるしながら保存しました。
ブランデーケーキ、開封
１ヶ月も我慢しました。もしかするともう少し育てた方が美味しくなるのかもしれませんが、我慢が限界に達したので開封していきたいと思います。
ブラウンの内箱がシックです。ブランデー感もあっていいですね。
そして説明の紙の活版印刷がかわいい。
包み紙がすごくレトロというか、大正ロマンみたいな雰囲気で大人っぽいです。
目上の方への贈り物として選びたいくらいとてもカッコいいですね。
友人のチョイスがもうオシャレです。
中の包みも開けていきます。
ホイルで巻いてあるだけで密封されていないんですね。
「ブランデーシロップが漏れ出る」の意味がようやく分かりました。
そして、ブランデーのアルコールで殺菌されている状態だからこの包装で大丈夫なんだと思いました。
ホイルを開いていくと…
すごく柔らかそうなケーキが出てきました。
ほんのりついた焼き色も食欲をそそります。
ちょっと形は違いますがホットケーキのような見た目の生地です。
お皿に出して端を切ってみました。
断面の外側が少し色が濃くなっています。中央の方は明るい色です。
これが私が毎週くるくるひっくり返した成果です。
めちゃくちゃ均等に染み渡っています。まるで天使の輪
ブランデーケーキのお味は？
まず一切れ食べてみました。
食感はすっごく柔らかくて、口に入れたら溶けてしまうんじゃないかっていうくらいふわふわでした。
お酒の入ったお菓子はアルコール感が強くてクセがあると思っていましたが、このケーキはアルコール感ではなくてブランデーの香りを強く感じられました。
確かにアルコールの香りも多少あるのですが、それが嫌な感じではなくブランデー自体の香りを引き立てるスパイスになっていました。
お酒はアルコールの苦みが得意ではないので多分ブランデー単体では飲めません。
ですがこのケーキはアルコールの苦みがありませんでした。お酒が苦手という方も挑戦しやすいと思います。
甘さも控えめでととも食べやすかったです。
さらに私は気付ける女だったので、あらかじめこんなものを用意していました。
みんなの味方スーパーカップです。
シンプルなケーキにはバニラアイスを添えるとおいしい法則があると思ったので用意しました。
ちょっとそれっぽくなりました。
結論を先に言うと、ブランデーケーキは「単体で食べたほうがおいしい」です。
甘さと味が強すぎてブランデーケーキをかき消していました。
生クリームを添えようかとかも考えていましたが、ブランデーケーキに関してはケーキそのものだけを楽しむほうがいいかと思います。
1日では食べきれないので冷蔵庫に入れて毎日1切れずつ食べました。
私は常温より冷蔵庫で冷やしたケーキのほうが味が引き締まっているようで好きです。
疲れて帰ってきてもブランデーケーキが冷蔵庫にあったので毎日の楽しみでしたし、糖分補給もできてとても幸せでした。
ブランデーケーキは自分の好きなタイミングで食べることができます。
なので、ご褒美にしたい日や記念日などに合わせて事前に購入して、その日まで育ててみるといいと思います。
好きなものがまた1つ増えたので、送ってくれた友人には本当に感謝です。