お気に入りを見つける!ぬか漬け生活

子どものころから漬物が好きで、昔は苦手だったキュウリもピクルスになると食べられました。
梅干しも白菜もキムチも高菜も大好きだし、スーパーできゅうりのぬか漬けセットもちょくちょく買っていました。
野菜そのものの味が苦手で、味変すると食べられるというのはあるあるだと思います。漬物は野菜の青臭さがあまりなくて食べやすいのです。
でも漬物って意外と高いんですよね。
一度に大量に食べるわけでもないし、長期保存できるのでそれはそれでいいのですが、自分で好きなときに好きなだけお得に食べたいんです。
そう思い立ってぬか床を買ってぬか漬け生活を始めてみました。

ぬか漬けの王道といえばキュウリですが、実はチーズも豆腐もアボカドも漬けられます。
野菜だけでなくぬかを分ければ肉や魚も漬けれるようです。いつか試してみたいところ。
ぬか漬け生活3カ月の中でお気に入りの具材ができたので、少しだけご紹介します。

Sponsored Link

歯ごたえが良い!オクラのぬか漬け

おくら

オクラおいしいですよね。大好きなので夏はスーパーに行くと絶対に買う野菜です。
でも足が速い!ちょっと数日放置するとダメにしてしまいがちです。
このオクラもちょっと傷んでます。
だからといって買ってすぐに茹でて冷ましてって結構手間ですよね。
オクラは茹でてからぬかに漬けるのかと思っていましたが、茹でずに漬けられます。
夏場は茹でると熱いし、冷めるまで時間がかかるのでそのまま漬けられるのはめちゃくちゃ楽です。

下処理は洗って塩もみをしてうぶ毛を洗い流すだけです。
通常は下処理でヘタや固い部分を切ったりするかと思いますが、ヘタを切ってしまうとオクラのぬめりが出てしまうので私は漬ける前は切りません。
気になる場合は漬け上がってから切るといいと思います。
ちなみに私はヘタまでまるごと食べちゃうのでいつもそのままです。
オクラを茹でずに食べるという発想が全くなかったので、最初は本当にこのまま食べられるのか戸惑いました。
実際にオクラのぬか漬けを食べると、茹でた場合と変わらない柔らかさと歯ごたえでした。

いつも私は冷蔵庫で24時間ほど漬け込みます。
ぬか漬け独特の風味と塩気が加わり、そのままで何本でも食べれてしまいます。
切らずに食べるとオクラのネバネバを感じにくいのでネバネバが苦手な方でも食べやすいかと思います。
だし醤油などをかける場合は、しょっぱくなりすぎないように漬け時間をもう少し短くするといいと思います。
輪切りにして鰹節をのせてご飯や冷ややっこにONするのがおすすめです。

うずらの卵は完全におつまみ

うずらの卵

次におすすめするのはうずらの卵です。ちなみに普通のゆで卵でも同じおいしさを味わえます。
いつもキューピーのサラダ用のこちらの水煮を買っています。
袋から出して水気を切ったらそのままぬかへ。手間いらずですごくお手軽なおつまみになります。

漬け込みすぎると塩辛くなってしまうので、6時間くらいで漬けるのがおすすめです。昼漬けて夕方取り出すくらいでもいいかもしれません。
ぬか漬けはぬか床から取り出したあとも保存中に発酵が進みます。
酸っぱさというか、ぬかの発酵感が強くなると少しだけ食べにくさを感じるかもしれないので、すぐ食べた方がおいしく食べられます。
ゆで卵に塩をつけてまるごと食べるのが好きな方はぜひ卵のぬか漬けを試してみてください。最高においしい卵を食べられます。

一石二鳥の切り干し大根のぬか漬け

切り干し大根

最後は私の最推し、切り干し大根のぬか漬けです。

ぬか床に野菜を漬けると野菜の水分が滲みだしてだんだん水っぽくなっていきます。
その場合水抜きをするか足しぬかをしてぬか床の固さを調整するのですが、「乾物を漬けて水分を吸わせる」という調整方法もあります。
ぬかに乾物の旨味がプラスされるので干し椎茸や昆布を漬けて調整するのがメジャーなようです。
私は切り干し大根が好きなのでこれを水分調整に使ってます。

切り干し大根をそのままぬかに入れてしまうとバラバラになって取り出しづらくなります。

お茶パックを使用

なのでこういったお茶パックに詰めてから漬け込みます。
お茶パックを使わないとかなり悲惨なことになり、あの細い大根を1本ずつ箸で取り出すという地獄の作業が待っています。(経験者)

お茶パックに詰める

30g程度の切り干し大根を4~5袋に分けます。これをそのままぬかに漬け込みます。
漬け込んだあとは切り干し大根がぬかの水分を吸いすぎている場合があるので、ぬか床の上で絞ってぬかの水分調整を行ってください。

切り干し大根のぬか漬け

24時間くらいだと塩っぽくなりすぎずあっさりしていて食べやすかったです。
48時間漬け込むとやっとぬか漬けっぽい香りが移っていました。それでも他の具材に比べてしょっぱさもあまりありません。

ちなみにこの器はダイソーのガラス容器です。

この切り干し大根をどうするのかというと、お茶漬けにのっけます。

普通のお茶漬け

もうこれだけで食欲をそそります。さすが永谷園。
ここに好きなだけ切り干し大根をのせてください。

切り干し大根をのせて

そしてお茶をそそいで完成。麦茶でも緑茶でも水でもなんでもOKです。
ちなみにこれはルイボスティーです。意外ですが全然おいしいです。

お茶を注いで完成

お茶漬けにキュウリのぬか漬けをのせてみたことがあったのですが、ご飯が温かいとキュウリが生ぬるくなって残念ながらあんまり好きな感じにはならなかったです。
切り干し大根だと暖かくても風味を損なわないので、冷やし茶漬けでも暖かいお茶漬けでもおいしく食べられます。
あられのカリカリ感と大根のシャキシャキ感が同時に味わえる新感覚のお茶漬けが完成しました。
あっさりしているので朝食でも食べやすくておすすめです。
野菜が若干摂れるのもいいところだと思います。

Sponsored Link

ぬか漬けは冒険

ぬか床を買ってからまだ3カ月ですが、スーパーに行くと以前より積極的に野菜を買うようになりました。
これはぬか漬けにしたらおいしいかな、どんな時間で漬け込むがいいのかなと考えながら選ぶのも楽しいです。
しかも迷ったときはネットで調べられるので大失敗を避けられます。
先人が失敗や経験など役に立つ情報をたくさん上げてくれているおかげですね。
自分好みの漬け時間を探るのも面白いので、研究好きな方にはハマる趣味かもしれません。
おいしい趣味をぜひ始めてみてください。

Sponsored Link