そろそろ衣替えの季節です。
ゴールデンウィーク中に冬物を仕舞いたいところでしたが、引っ越して押し入れ風のクローゼットになり、ロングコートをかけるスペースがなくなってしまったためあえなく断念。
冬の間はハンガーラックで間に合わせていたものの、年中掛けっぱなしにするわけにもいかず困っていました。
押し入れ型収納に思うこと
うちのクローゼットは腰の高さあたりに押し入れの名残のような中板があります。
プラスチックの引出しを組み合わせて使うなら文句なしの収納力がありますが、前の家でちょうどハンガー収納に切り替えてしまったので、ハンガーレール自体がないと私にとっては使いにくいクローゼットとなってしまいました。
ハンガーポールは突っ張り棒を設置することで解決ができて、実は今のところ不便さを感じていません。
なんなら奥行きのおかげで手前にハンガーにかけたくないニットなどを置けて使いやすいなとも思っています。
問題はロング丈の洋服です。高さが足りなくてどうしても中板に裾がついてしまうんですよね。
マキシ丈ワンピースなどの長めの洋服を2本のハンガーに渡してかける方法もありますが、厚みのあるコートには使えない方法です。
この際ワンピースなどは畳みで妥協できますが、ロングコートだけはどうしても掛けた状態で収納したいんです。
押し入れに高ささえあれば…。
押し入れで高さを取れそうなところを発見
押し入れにロングコートを掛けられないと諦める前に発想を変えてみます。
突っ張り棒を設置できそうな場所と丈を引きずらない高さがあれば、掛ける向きはどうでもいいのです。
そんな見方をすると、コートを掛けられそうな場所を発見。
上部の空間を利用したら向かって垂直にハンガーポールを設置できそうです。
平安伸銅工業の突っ張り棒と突っ張り棒支えでハンガーレールを設置してみる
中段の洋服の突っ張り棒は平安伸銅工業の突っ張りパワフルポールを使用しています。
中央に強力ささえポールも設置して、よりしっかりと固定できています。
突っ張り棒の設置で気を付けたいこと
こちらの突っ張り棒はとても丈夫ですが、100均で買えるような一般的な突っ張り棒と違って設置もそれなりに大変です。
ちょっとしたポイントですが、私が作業するときに気をつけたことをシェアします。
設置位置に目印をつけておく
意外と腕が疲れるので、あらかじめ設置したい高さにマスキングテープなどで目印をつけておくと一人でも作業しやすくなります。
この目印がないと水平に設置できないし、ポールを押さえて作業となるとちょっとした筋トレのようになり汗だくになります。
説明書を理解してから作業したい 惑わされた2か所の確認ライン
今回で2回目の設置なのに、なんだか説明書の内容が頭に入らず…歳かな。
チェックラインが少し分かりづらく迷ってしましました。
「最初にチェックする青い線」はグリップのある方の「スタート線」です。
グリップを回してスタート線の位置に戻したら取り付け前の確認作業が完了です。
パイプを取り付け幅ギリギリまで引き伸ばしたら、長さ固定ネジを回してます。
ネジでパイプ固定できたら、突っ張るためにグリップを回していきます。
ここで確認する「チェックライン」は、最初に点検した「スタート線」と逆側にあります。
グリップを回して突っ張りを調整しますが、チェックしないといけないラインはグリップとは反対側にあります。
この「チェックライン」の青線が隠れた状態になればOKです。
私はグリップ側の「スタート線」で確認してしまっていました。突っ張れば突っ張るほど青い線が見えてきてかなり混乱しました。
強力ささえポールでさらに盤石な体制へ
この支え棒を考えた人は天才ですね。
下から支えることで突っ張り棒への力を分散させ、落下を防げそうな安心感が生まれました。
ちなみにこの支え棒は取り付け方の正解が未だによくわかりません。
どの状態が正しい状態なのか分からずに調整して、支え棒にネジ穴を開けすぎました。
設置直後はちょっとグラグラしていて、だるま落としの要領で横から押すと抜けてしまいそうな感じでした。
設置して少し経つと、ちょっとだけ頑丈になっている気がしたので、もしかしたら突っ張り棒が少しずつ下がって支え棒と均衡が取れたのでは…と思うことにしました。
コートを押し入れクローゼットに収納することに成功
クローゼット左側の収納力を犠牲にしてしまった感は否めませんが、ロングコートを掛けれたのでとても満足です。
ちなみにポール上側まで約115cmの高さが確保できました。
一番手前のコートの長さは約101cm(襟から裾下まで)です。
突っ張り棒と支え棒はAmazonでそれぞれ1500円くらいで購入しました。(たまにもっと安くなっていたりもします。)
サイズも豊富で突っ張り棒単体でも結構頑丈なので、クローゼットだけでなく活躍できるシーンが多そうですね。